2023年8月31日 22時38分
将棋の八大タイトルの1つ、「王座戦」五番勝負の第1局が神奈川県で行われ、史上初の八冠独占を目指す藤井聡太七冠(21)はタイトル防衛で永世称号の獲得を目指す永瀬拓矢王座(30)に敗れ、初戦を落としました。
「王座戦」五番勝負が31日に開幕し、神奈川県秦野市の旅館で第1局が行われました。先手は藤井七冠で、序盤に大駒の「角」を交換する得意戦法の「角換わり」に持ち込むと、後手の永瀬王座は銀を使った攻めの姿勢を見せ、互いに1時間近くの長考を挟みながらじりじりとした展開が続きます。その後、藤井七冠が相手陣地へ駒を進めて攻め込みますが永瀬王座は攻撃をしのいで反撃に出ました。終盤、互いに持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」に入りました。一進一退の攻防となる中、持ち駒を増やした永瀬王座が落ち着いた指し回しで形勢を有利にすると午後9時11分、藤井七冠が150手までで投了しました。永瀬王座は五番勝負の1局目を白星で飾りタイトル防衛に向けて好スタートを切りました。
今回の「王座戦」は藤井七冠が史上初の八大タイトル独占を目指す一方、4連覇中の永瀬王座は、防衛するとこのタイトルでは3人目となる永世称号の「名誉王座」の資格を獲得します。次の第2局は、来月12日に神戸市で行われる予定です。
藤井聡太七冠の初戦敗北に対する感想
&Buzzとしては、藤井七冠の八大タイトル独占を見守っています。初戦での敗北は、非常に厳しい状況となりましたが、「王座戦」はまだ五番勝負ですので、次の対局に向けて準備し、熱戦を展開してほしいと思います。藤井七冠はまだ21歳で将棋界のトップに立つ逸材であり、今回の敗北から学び成長していくことでしょう。ファンとしては、藤井七冠の次なる対局での活躍を期待しています。
一方で、永瀬拓矢王座の初戦勝利は素晴らしい成績であり、名誉王座の資格獲得にも一歩近づきました。永瀬王座の強さにも注目しており、タイトル防衛に向けて応援していきたいと思います。次の対局も楽しみであり、どちらが勝利するのか、将棋界のファンとしてはワクワクしています。&Buzzは両者の活躍を応援し、将棋の魅力を広めていきたいと考えています。