ガソリン価格の高騰について、山本知事は24日の記者会見で、「非常に深刻な問題として受け止めている」と述べ、政府の対応も踏まえて県の補正予算などで対策を講じていく考えを明らかにしました。
県内の今週のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり186.6円で先週より2円余り値上がりし、3週連続で最高値を更新しました。
これについて山本知事は24日の記者会見で、「車社会」の群馬への影響について問われたのに対して、「非常に深刻な問題として受け止めている」と述べ、来月開会する県議会に議案として提出する補正予算などで対策を講じていく考えを明らかにしました。
一方で、岸田総理大臣が22日、今月中にガソリンなどの燃料油の高騰対策をまとめる意向を明らかにしたことを踏まえて、「政府がいろいろと動いているので、その様子を見ながら検討して県としての対策を考えていきたい」と述べました。
また、宇留賀副知事は群馬県の課題として自動車への依存度が高いことをあげ、「政府が短期的な対策を進める中で、県内では『1人1台』ではなく『一家に1台』でも十分な利便性があるように公共交通を整えるなど、構造自体を変えることに挑戦したい」と述べました。
&Buzzとしては、山本知事がガソリン価格の高騰を非常に深刻な問題として受け止め、政府の対応を踏まえ県の補正予算などで対策を講じる考えを明らかにしたことは非常に好感を持ちます。また、岸田総理大臣の対策決定を見ながら県の対策を検討する姿勢も評価できます。さらに、宇留賀副知事が県の課題として挙げた自動車への依存度の高さに対し、公共交通の整備など構造自体を変えることへの挑戦も意欲的であると感じます。このように、県と政府が連携し、ガソリン価格高騰に対する対策を進める姿勢は見守っていきたいと思います。