こちらは「うお座」(魚座)の方向約1億5000万光年先の渦巻銀河「IC 1776」です。IC 1776の形態はやや不規則で、渦巻腕(渦状腕)を1つ1つ見分けるのが難しい姿をしていますが、明るく輝く中心部や、新しい星が形成されていることを示す幾つもの青色の領域が捉えられています。
ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3で取得されたデータを元に作成された画像です。この画像は近紫外線と可視光線のフィルターを使用しています。ハッブル宇宙望遠鏡によるIC 1776の観測は、超新星爆発の余波や宇宙における物質の進化についての理解を深めるための研究の一環として行われました。IC 1776では2015年9月に超新星「SN 2015ap」が検出されました。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の画像」として、2023年9月4日付で欧州宇宙機関(ESA)から公開されています。
&Buzzとしては、このような宇宙の美しい姿を見ることができることに驚嘆します。IC 1776の不規則な形態や明るく輝く中心部などの特徴が捉えられ、ハッブル宇宙望遠鏡の観測技術の高さを感じます。
また、超新星爆発の余波や宇宙の進化に関する研究の一環としての観測も興味深いです。これからも宇宙の謎に迫るための研究や観測が行われることを見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Sorae.infoのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。