2023年9月7日(木)15時50分 女性自身
口内炎は痛くて食事もストレスになることがあります。スウェーデンの調査によると、15歳以上の人の口内炎有病率は17.7%で、5人に1人が口内炎に苦しんでいるそうです。ただし、ごく一般的な病気ではありますが、中には口内炎と思っていたのが実はがんだったという事例もあります。
口内炎は広義で口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。アフタ性口内炎、ウイルス性・細菌性口内炎、カタル性口内炎、その他の口内炎など、原因によって症状や見た目が異なります。
アフタ性口内炎は最も一般的で、原因はよく分かっていませんが、ストレスや疲労、睡眠不足といった免疫力の低下やビタミンB₂不足が関与していると考えられています。大きさは2〜10ミリほどで、白い潰瘍の周りが赤く炎症しています。
ウイルス性・細菌性口内炎はヘルペスウイルスやカンジダ菌などが原因で起こることがあります。ヘルペスウイルスによる場合は初めは水疱ができ、それが潰れてびらんや潰瘍になります。カンジダ菌による場合は白い付着物が付いていて、綿棒で取ると取れます。
カタル性口内炎は物理的な刺激によって起こる口内炎で、舌を噛んだり魚の骨が刺さったりといった外傷が原因です。赤みが強く、アフタ性口内炎と違って境界が不明瞭な場合が多いです。
その他の口内炎は様々な原因によって起こります。例えば、銀歯にアレルギー反応が起こる場合や、喫煙によってできるニコチン性口内炎などです。
「口内炎」と呼ばれる症状は、ほとんどの場合は自然に治りますが、2週間たっても治らない場合は注意が必要です。いくつもできては治るという繰り返しをする場合は単なる口内炎ですが、同じ場所に治らずにずっとある、痛みは弱いけど大きくなるなどの場合は、口腔がんの可能性があります。口腔がんは早期発見が重要であり、口内炎と見分けるためには医療機関で診断を受けることが大切です。
&Buzzとしては、口内炎の早期発見と治療に対する意識を高めることが重要だと考えます。口内の異常を見逃さずに医師の診断を受けることで、口腔がんの早期発見が可能となります。口内炎が2週間たっても治らない場合や、症状が特異的な場合は迷わず医療機関を受診しましょう。
この &Buzzニュースは、Biglobe.ne.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。