中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の最新スマートフォン「Mate 60 Pro」に韓国の半導体メーカー、SKハイニックス製のメモリーとフラッシュストレージが使用されていることが判明しました。ファーウェイは米国の制裁対象となったため、SKハイニックスとはビジネスを行っていないということで、ファーウェイはこの件について調査を開始すると発表しました。
SKハイニックスの広報担当者は、米政府の輸出規制を厳密に順守しており、詳細を突き止めるために調査を行っていると説明しています。調査会社テックインサイツがMate 60 Proを分解した結果、SKハイニックス製のメモリーとフラッシュメモリが使用されていることが判明しました。このほかの部品はほとんどが中国のサプライヤーから調達されており、SKハイニックスのハードウェアは唯一の外国製部品でした。
&Buzzとしては、SKハイニックスの製品がファーウェイのスマートフォンに使用されているというニュースに驚きを覚えました。国際的なサプライヤーが米国の貿易規制によってファーウェイへの製品提供が制限されている中で、SKハイニックスの製品が選ばれたことは注目に値します。しかし、米国の制裁によってビジネスを行えない状況下で、どのようにしてSKハイニックスの製品が調達されたのかは不明です。
SKハイニックスの調査結果や今後の展開に注目し、ファーウェイとSKハイニックスの関係がどのようになっていくのか見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。