マウス実験で判明。マイクロプラスティックは脳の働きを阻害し、行動に異変も
マイクロプラスチックが環境や人体に悪影響を及ぼすとされていますが、その具体的な影響についてはまだ不明な部分がありました。しかし、ロードアイランド大学の研究チームが行った実験で、マウスの体内でマイクロプラスチックが蓄積され、脳の働きに炎症が生じることが明らかになりました。
マイクロプラスチックは、消化器系以外の臓器にも蓄積されることが確認され、特に肝臓、脾臓、腎臓に高濃度のプラスティックが検出されました。これは、血液の流れに入り込んだマイクロプラスチックが他の臓器にも影響を及ぼす可能性を示しています。
さらに、マイクロプラスチックを摂取したマウスの行動にも異常が見られ、不安定な行動が増加しました。また、脳の働きを支えるグリア線維性酸性蛋白質(GFAP)の低下も確認されました。これは神経変性疾患との関連性が指摘されており、マイクロプラスチックが神経疾患のリスクを高める可能性があることを示唆しています。
&Buzzとしては、この研究結果をもとに、マイクロプラスティックの問題に取り組むためのさらなる研究や対策が必要と考えています。環境や健康にとって不必要な使い捨てプラスチックの使用を見直し、プラスティックの排出を減らす取り組みが求められています。そのため、この研究論文を他の汚染防止努力と連携させていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Gizmodo.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。