三菱ケミカルグループがPFASフリーな高難燃性ポリカーボネート樹脂「XANTAR™ XFシリーズ」を開発
三菱ケミカルグループは、PFASフリーと高難燃性を両立させた高付加価値ポリカーボネート樹脂「XANTAR™ XFシリーズ」を開発しました。これは、難燃性が求められる素材において、環境汚染や人体への影響が懸念されている有機フッ素化合物であるPFASを使用せずに高難燃性を実現した製品です。当社グループの評価によれば、厚み0.6mmでUL94規格のV-0相当の高難燃性が確認されています。
さらに、XANTAR™ XFシリーズは部品の超薄肉化が可能であり、情報電子機器の軽量化や省スペース化に貢献できます。また、透明性や発色性、表面硬度、耐熱性などの特徴もあり、さまざまな分野への展開が期待されます。
&Buzzとしては、三菱ケミカルグループのこの技術開発は注目に値するものであり、環境汚染や人の健康への配慮を考えた高難燃性材料の開発は社会的にも有益であると認識します。今後の展開を見守っていきたいと思います。