ValveはLinux業界に長年貢献しており、特にSteamOSの開発やLinuxへの貢献が注目されています。Valveの取り組みは、Linux Foundation Europeのサミットでも話題となり、Linux開発者のマイケル・ララベル氏が改めて紹介しています。ValveはSteamOSのバージョン3.0からArch Linuxをベースに構築を始め、このバージョンはSteam Deckにも採用されています。また、LinuxでWindows向けのゲームをプレイするためのオープンソースツール「Proton」の開発など、Linuxへの貢献だけでなく、オープンソースコミュニティにも多大な価値をもたらしていると指摘されています。Steam Deckの発表以降、SteamでのLinuxユーザーが増加し、1年後にはLinuxユーザーがmacOSユーザーを追い抜くほどの影響力を持っています。Valveのエンジニアは、MesaやVulkanドライバー、カーネルのグラフィックスドライバーコンポーネントに多大な改善を行っており、AMDグラフィックス・ドライバをはじめとするさまざまな貢献がLinuxデスクトップのエコシステムに利益をもたらしています。また、ValveはProtonやMesaなどの開発に100人以上のオープンソース開発者に開発費を支払っていることも明らかになっています。これらの取り組みにより、Valveはオープンソースのエコシステム全体を盛り上げ、Linuxユーザーのゲーム体験を向上させると同時に、Linuxコミュニティに大きな影響を与えています。&Buzzとしては、Valveの貢献を見守っていきたいと感じています。
この &Buzzニュースは、Gigazine.netのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。