50代半ばの女性が、最近になってLDLコレステロール値が上がってきました。彼女は運動習慣があり、肥満でもありませんが、なぜ値が上がるのか不思議に思っています。しかし、大阪大学特任准教授の野口緑氏によれば、運動や肥満とLDLコレステロール値には直接の関係はありません。LDLコレステロールは肝臓で合成されるため、運動しても直接的な効果はありません。また、内臓脂肪とも関係ありません。女性ホルモンの分泌量が減少すると、LDLコレステロール値が上昇することがあります。また、年を重ねると細胞の入れ替わるスピードが遅くなるため、コレステロールが余りがちになり、LDLコレステロールの上昇につながることもあります。LDLコレステロールの高い人は太っていなくても珍しくありません。肥満や運動習慣によらず、LDLコレステロールの値が上昇することは珍しいことではありません。
この &Buzzニュースは、Nikkei.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。