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【&Buzzの口コミニュース】24色のペン:意外なノーベル物理学賞が示す「危機」=大場あい(くらし科学環境部) | 毎日新聞

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2023年10月4日(水)

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ノーベル賞
「世界で最も権威のある賞」といわれるノーベル賞。今年はどんな研究・活動に贈られるでしょうか。
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24色のペン

科学報道に携わっていると、この季節はそわそわして落ち着かない。ノーベル賞の発表があるからだ。きょう3日の夕方は物理学賞が発表される。
アルフレッド・ノーベルは「毎年、その前年に人類に最大の恩恵をもたらした人」に賞金を贈ると遺言に記し、それを基にノーベル賞が創設された。日本の研究者が選ばれるかどうかはもちろんだが、どんな研究が「人類に対する恩恵」と評価されるのか、理屈抜きに気になる。やじ馬根性もあって、ついネットで受賞者予想を探してしまう。
毎年どきどきしながら発表を聞くが、特に驚き、興奮したのは2021年物理学賞の米プリンストン大上席気象研究員、真鍋淑郎さん(92)の時だ。
真鍋さんは、複雑な地球の気候をコンピューターで計算して再現する「気候モデル」研究を開拓した。今や気候変動の予測に欠かせないシミュレーション研究の先駆けといえる。以前、来日中に取材したこともあり、発表当日は原稿をまとめながらテンションは上がりっぱなしだった。
どんなにすごい業績でもノーベル賞の対象にならないような分野が、実際にはある。天文学や地球科学といった「対象外」の分野に対する「クラフォード賞」という権威ある賞を、真鍋さんは18年に受賞していた。
「気候変動が関係する分野がノーベル賞を取るとは思っておらず、発表を聞いて『えー?!』となった。我々の『業界』全体がほめられたようで誇らしかった」。そう語るのは、自身もかつて気候モデル研究に取り組み、真鍋さんと交流がある江守正多・東京大未来ビジョン研究センター教授(気候科学)だ。
真鍋さんにインタビューしたのは、環境分野を担当していた13年のこと。私にとっては印象深い取材だった。
【&Buzzの口コミニュース】24色のペン:意外なノーベル物理学賞が示す「危機」=大場あい(くらし科学環境部) | 毎日新聞

感想としては、ノーベル賞の対象分野は予測が難しく、どんな研究が評価されるか興味深いです。真鍋さんのように「対象外」の分野で素晴らしい業績を上げた研究者もいることに驚きました。将来のノーベル賞受賞者に注目し、彼らの活動を見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、The MainichiのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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