イワタニ水素ステーション 足柄SAがオープン 大型車に対応する新たな水素ステーションの開所式にFCEVクラウンセダンが登場
岩谷産業は9月15日、高速道路初の水素ステーション「イワタニ水素ステーション 足柄SA」の開所式を開催しました。この水素ステーションは、乗用車のFCEV(燃料電池車)だけでなく、商用車の大型トラックFCEVの利用も想定しており、開所式ではトヨタ自動車の「FCEVクラウンセダン」やトヨタと日野自動車が共同開発した大型トラックのFCEVも披露されました。
イワタニ水素ステーション 足柄SAは東名高速道路 足柄サービスエリア(下り)に設置されており、水素供給能力は平均300Nm3/hで、大型トラックにも短時間で充填できる充填設備を備えています。充填時間は、乗用車には5kgの水素が約3分で充填でき、大型トラックには30kg〜40kgの水素が約15分〜20分で充填できます。
この水素ステーションは乗用車で約300台分の水素を液化水素で貯蔵し、乗用車用と大型車用に2か所の充填口を備えています。水素の販売価格は1kgあたり1210円であり、乗用車の場合は約5kgの水素が必要となります。
主催者代表の牧野氏は、政府の水素基本戦略に触れ、今後さらなる水素需要の拡大が見込まれることを紹介しました。また、牧野氏は大型車にも対応した水素ステーションの設置について、「大型商用車の利用にも対応しようということになりました」と述べました。
&Buzzとしては、このイワタニ水素ステーション 足柄SAのオープンを見守り、大型車への水素利用の拡大に期待します。特に、FCトラックの普及が進む中、高速道路や物流拠点などでの水素ステーションの整備が重要となります。今後もイワタニ水素ステーションは利用者にとって便利な場所に設置されることを期待し、その発展を応援していきたいと考えています。
この &Buzzニュースは、Impress.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。