2023年9月17日、米国のブラウン大学で行われた研究により、帯のアスペクト比が縦1に対して横が最低でも√3(1.73)必要であることが示されました。これは帯がぐちゃぐちゃにならず、綺麗なループ状のメビウスの輪を作るために必要な条件です。メビウスの輪は、一回転させた帯を端同士でくっつけることで作成でき、アリなどがこの輪上を歩くと表側と裏側が入れ替わり、永遠に循環する特徴があります。また、メビウスの輪の形状を利用したベルトコンベアは、接触面が2倍になり摩耗しにくく長持ちする利点があります。これまでメビウスの輪の構造に必要なアスペクト比は分かっていませんでしたが、この研究により数学的に示されました。今後のメビウスの輪の応用などにも期待が持てる結果と言えるでしょう。
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