2023年9月14日12時03分 事故
13日、さいたま市の介護施設の敷地内で、送迎車にはねられて利用者2人が死亡した事故で警察は、逮捕した75歳の送迎車の運転手をアルバイトとして雇用しているこの施設を過失運転致死傷の疑いで捜索しました。現場にはタイヤのブレーキの痕がないということで、警察は当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。
捜索を受けたのは、さいたま市見沼区の通所介護施設「ビッグスマイルリハビリセンター」で、14日午前、埼玉県警の捜査員が入りました。
13日午後4時半ごろ、この施設の敷地内で、3人が送迎用のワンボックスカーに次々とはねられた事故では、いずれも施設の利用者で、さいたま市見沼区内に住む飯泉利夫さん(89)と関拓子さん(88)の2人が死亡し、施設の職員で春日部市の43歳の男性が軽いけがをしました。警察は送迎車を運転していた、この施設のアルバイト窪島達郎容疑者(75)を逮捕し、過失運転致死傷の疑いで調べていて、警察によりますと、送迎車は前向きのまま突っ込み、3人をはねたあと施設のスロープに乗り上げ、建物の壁付近に衝突して止まりました。その後の調べで、現場にはタイヤのブレーキの痕が残っていなかったほか、乗り上げた部分は高さが数十センチあるため、当時、スピードが出ていたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は捜索で押収した資料や車両を詳しく分析して事故の原因を詳しく調べています。
事故が起きた通所介護施設の運営会社「リハビリテーションクリエーターズ」は「このような事態となったことを深くおわびするとともに、心からお悔やみ申し上げます。警察の捜査には全面的に協力し、適切に対処していきます」とするコメントを出しました。会社によりますと、事故はデイサービスが終了して帰宅するため、玄関近くで待っていた利用者やスタッフに送迎車が止まることなく突っ込み、死亡した2人が車の下敷きになったということです。また、運転手に持病があるという報告は受けていないとしています。
感想:
&Buzzとしては、このような悲惨な事故を深くお悔やみ申し上げます。介護施設は高齢者の安全と安心を提供する場所とされ、こうした事故は避けられるべきです。警察の捜査に全面的に協力するとのコメントがされており、適切な対処が行われることを期待します。高齢者介護は社会的な課題であり、今後も対策や取り組みが必要です。安全運転の徹底と高齢者の交通事故防止に関して、積極的に情報発信や啓発活動を行っていく必要があります。このような悲劇が二度と起こらないよう見守っていきたいと考えています。
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