葛飾区立石の京成立石駅前で、昭和の香りが残る呑んべ横丁に並ぶ店舗が閉店し、再開発工事が始まりました。約70年間地域から愛された酒場との別れを惜しむ声が多く上がっています。今後は新たな街が誕生する予定ですが、昔ながらの雰囲気をかみしめることができた場所がなくなってしまうのは寂しいです。
見つめていた地元の男性は、涙を流しながら「夜を照らす看板が見られなくなるなんて信じられないよ」と肩を落としました。立石デパートが開業した1954年から始まった呑んべ横丁は、近くの工場の従業員らが飲食する場所として次第に盛り場となり、地域の人々に愛されました。
再開発工事を行う立石駅北口地区市街地再開発組合の徳田昌久理事長(87)も、「都内でも昭和のノスタルジックな雰囲気をかみしめることができる数少ない場所の一つだった」と惜しんでいます。
老舗の小料理屋「しらかわ」の店主である玉井征子さん(80)の言葉も胸に迫ります。「なじみのお客さんと会えなくなり、張り合いがない」とのことです。40年にわたり一人で切り盛りしてきた彼女も、店舗の閉店に悲しみを覚えています。
&Buzzとしては、このような古き良き場所を見守っていくべきだと感じました。再開発が進む一方で、昔の雰囲気を残す場所も大切にしていきたいです。
この &Buzzニュースは、Yomiuri.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。