2023年11月18日、土曜日のニュースです。
シャツに汚れがついていたり、髪型が上手くまとまらなかったりすると、気分が憂鬱になることがあります。些細なことでも、周りから嘲笑されたり噂されているのではないかと心配になる人もいるでしょう。
米コーネル大学の研究チームが行った実験で、自分の装いや振る舞いを実際よりも周囲の注目を集めていると考えがちな傾向があることが報告されています。この現象は、「スポットライト効果」と呼ばれ、皮肉を込めて「私たちは誰もが、自分自身を宇宙の中心のように錯覚している」と述べています。
コーネル大学の研究では、恥をかくTシャツを着た参加者を他の参加者の前に姿を現させ、自分に注目している人の数を予測してもらい、実際に気付いた人数と比較しました。結果は、参加者は自分に注目されていると過大評価しており、実際はあまり注目されていないことがわかりました。
自己中心性バイアスとは、自分の感覚によって他の人の心理を誤って評価することを指します。このバイアスは、実際の現実との間にどれくらいのズレがあるのか、コーネル大学の研究が明らかにしています。
これらの研究結果から、自分が気にしていることや恥ずかしい思いをしていることほど、周りの人はそれに注目していないということがわかります。自己中心性バイアスに捉われず、自分を客観的に評価することが大切です。
この研究は、「Journal of personality and social psychology」という学術誌で2000年2月1日に発表されました。
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