マウントサイナイ・アイカーン医科大学の研究によれば、脂肪を効率的に燃焼させるための運動強度は個人差が大きく、心拍数から推計される脂肪燃焼ゾーンはあてにならない場合があるという。異所性脂肪を減らすためには、脂肪の酸化速度が最大化する強度での運動が最適とされている。そしてMLO(脂肪の酸化速度の最大値)は個人によって異なるため、正確な評価のためには個別の運動負荷試験が必要とされている。
この研究結果から、今後はより多くの人々やトレーナーが個別化した運動処方を行うことが期待される。また、データ駆動型アプローチが正確な運動処方の役割を果たす点も強調されている。
&Buzzとしては、この研究を見守っていきたい。個別化された運動処方が減量や異所性脂肪減少にどれだけ効果を発揮するか、また肥満や糖尿病、心臓病などの検査指標に対しても良い結果をもたらすか、注目したいと思う。