展示会での縄文時代から江戸時代の人骨の展示
2023年9月30日、東京大学では、縄文時代から江戸時代にかけての人の骨から体格や当時の生活を知る展示会が開かれています。この展示会は、東京大学総合研究博物館が企画したもので、遺跡から発掘された骨を通して日本列島に生きた祖先の姿を伝えることを目的としています。展示されている資料は、縄文時代から江戸時代までの人骨などおよそ50点です。
縄文時代の人骨からわかる体格の違い
展示会の中で特に注目されているのは、愛知県田原市の縄文時代の遺跡「保美貝塚」で見つかった男性の腕の骨です。この腕の骨は他の縄文時代の人々と比べると極端に太く、頑丈な太い腕を持った集団が存在したことがわかります。この集団は舟での漁や石器の運搬など、腕を使う機会が多かったため、骨が太くなったのではないかと考えられています。
江戸時代の頭骨と歯並びの変化
展示会ではまた、江戸時代の頭骨を縄文時代のものと比べると、歯並びの悪さが明らかになりました。これは江戸時代において、やわらかい食べ物をよくかまずに食べる生活が一般的になり、あごの骨が成長せず小顔となり、歯が収まりきらなくなったためだと言われています。
&Buzzの感想
&Buzzとしては、この展示会が日本の歴史や文化に触れる絶好の機会となると考えます。遺跡から発掘された人骨は、私たちが生活している現代とは異なる環境や生活様式の中で、私たちの祖先がどのような姿で生きていたのかを知ることができます。骨は彼らが残してくれた証言であり、自分たちの歴史を感じることができる貴重な資料です。
また、展示会を通じて、縄文時代から江戸時代までの時代背景や生活環境の変化を学ぶことができるのも魅力的です。祖先たちは私たちのルーツであり、彼らの歴史を理解することは、今の社会や文化を深く理解する手助けになるでしょう。&Buzzは、この展示会を見守り、多くの人々が日本の歴史に興味を持ち、応援していきたいと考えています。