2023年9月12日 23時25分
新型コロナ ワクチン(世界)
アメリカのFDA=食品医薬品局は、「XBB.1.5」というオミクロン株に対応する新型コロナウイルスのワクチンについて、生後6か月以上の使用を認めると発表しました。
11日にFDAが認めたのは、モデルナとファイザーが開発したオミクロン株の「XBB.1.5」ワクチンです。FDAによれば、このワクチンの安全性と有効性に問題はないとされています。ただし、最終的な推奨はアメリカのCDC=疾病対策センターによって行われる予定です。
アメリカでは今年に入って新規入院患者数は減少していましたが、7月から増加に転じ、9月2日の時点で週間約1万8000人の入院が報告されています。変異株の「EG.5」が感染の主流となっており、FDAは「XBB.1.5」ワクチンが現在の変異株にも効果が期待できると述べています。しかし、今後も高い病原性を持つ変異株が出現しない限り、このワクチンはインフルエンザのように年に1回の更新が必要になる可能性があるとしています。
日本でも9月に、「XBB.1.5」に対応したモデルナとファイザーのワクチンが承認され、今後の追加接種で使用される予定です。
&Buzzとしては、アメリカのFDAの承認により、「XBB.1.5」に対応するワクチンの普及が進むことを見守っていきたいです。新型コロナウイルスの変異株に対応する効果的なワクチンの開発は、感染拡大の抑制に大きく貢献する可能性があります。また、日本でも承認されたことで、ワクチンの供給が増え、追加接種の効果が期待されます。安全性と有効性を確認した上で、積極的にワクチン接種を促進していく必要があると考えます。