【&Buzzの口コミニュース】米、中国の半導体高度化警戒 ファーウェイ新型スマホで懸念強まる:時事ドットコム

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米中のハイテク分野の競争が激化している中、米政府が中国製半導体の高度化に警戒感を募らせている。中国通信機器大手のファーウェイが最近発売した新型スマートフォンには高性能な半導体が搭載されていることが判明し、これにより中国の開発力が向上したことで、対中国の半導体輸出規制の効果が薄れることが懸念されている。

このファーウェイの新型スマホは、中国の半導体受託製造大手である中芯国際集成電路製造(SMIC)が製造した「麒麟9000s」というチップが搭載されており、これは7ナノメートルの回路線幅を持ち、高速大容量規格の5Gに対応しているという。中国では、半導体関連の輸出規制があったため、5G対応のスマホ製造は困難と考えられていたが、今回のファーウェイの新型スマホはこれを実現させた初めての例となる。

中国国営メディアは、この新型スマホについて「米国による輸出規制以降、初めての高性能チップ」として、中国の独自開発力を強調している。ただ、米政権は中国の民間技術を軍事転用する「軍民融合」に警戒感を抱いており、これまでファーウェイやSMICを安全保障上のリスクが高い企業と認定し、昨秋には輸出規制を強化している。

米議会からは、この新型スマホについて「米国の技術なしには製造できない可能性が高い」という声も上がっており、さらなる規制強化の必要性が指摘されている。中国の半導体開発力の向上は、地政学的な課題となり、さらなる規制強化の可能性があるとの指摘もある。

&Buzzとしては、この米中の半導体競争は、今後も注目されるべきであり、ファーウェイの新型スマホの発表によってその懸念が強まっていることは重要なニュースである。マーケティング担当者としては、この動向を見守っていきたいと思う。

この &Buzzニュースは、Jiji.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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