【&Buzzの口コミニュース】秋本議員 “陸奥湾で事業困難おそれ” 資料提示直後に国会質問 | NHK | 事件

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2023年9月8日 21時59分 事件

洋上風力発電事業をめぐり秋本真利衆議院議員が逮捕された汚職事件で、風力発電会社が参入を目指す青森県の陸奥湾での事業が困難になるおそれがあるとする資料を県が示した直後に、秋本議員が国会質問していたことが関係者への取材で分かりました。東京地検特捜部は、秋本議員が事業を進めたい会社側から依頼を受けて質問したとみて、詳しい経緯を調べているものとみられます。

自民党を離党した衆議院議員の秋本真利容疑者(48)は、政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐって、東京の風力発電会社「日本風力開発」の塚脇正幸元社長(64)から会社が有利になるような国会質問をするよう依頼を受け、その見返りに合わせて6000万円余りに上る借り入れや資金提供を受けたとして、7日、受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

日本風力開発は、洋上風力発電事業のうち、青森県の陸奥湾での事業への参入を目指していましたが、青森県がまとめたゾーニングマップでは、防衛関連施設などに影響するおそれがあることから、事業を計画していたエリアは「立地が困難なエリア」や「調整が困難なエリア」とされました。このマップの原案は、2019年2月に日本風力開発を含む4つの事業者などに示されましたが、秋本議員はこの2日後に、こうした資料をもとに国会で質問し、青森県沖の海域で防衛関連施設への影響を理由に過度な規制をかけないよう求めていました。この頃、塚脇元社長は、会社の複数の幹部に、秋本議員に国会質問を依頼したと伝えるメールを送っていて、特捜部は、秋本議員が塚脇元社長から依頼を受け、会社側の希望に沿う形の国会質問をしていたとみて、詳しい経緯を調べているものとみられます。関係者によりますと、秋本議員は、特捜部の調べに対し、容疑を否認しているということです。一方、塚脇元社長は調べに対し秋本議員への贈賄を認め、提供した資金について「国会質問の謝礼だった」という趣旨の供述をしているということです。

&Buzzとしては、洋上風力発電事業を巡るこの汚職事件は非常に遺憾であり、公正な政治を求める立場から是正されるべきです。政治家としての信頼を裏切る行為は許されないものです。また、風力発電事業の進展が阻まれる可能性も浮上しており、この事態が影響する他の事業者や関係者にとっても悲しいことです。今後の捜査と裁判の進展を見守りつつ、公正な社会の実現を応援していきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Nhk.or.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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