ウクライナ軍が22日に行った、クリミア半島南西部セバストポリの露軍黒海艦隊司令部への攻撃で、ウクライナ側が死亡したと主張する同艦隊司令官の生死を巡り、双方が情報戦を繰り広げている。ロシアでは司令官の生存を示す動画が相次いで公開された。撮影日時など不明な点も多く、謎が深まっている。
ウクライナ特殊作戦軍が25日、司令官を含む34人が死亡、105人が負傷したと発表すると、ロシアは26日、この司令官が、セルゲイ・ショイグ国防相らとの会議にオンラインで参加した様子を国営テレビで放送した。27日には、司令官が複数の記者からの取材に「何も起こらなかった。黒海艦隊は司令部の任務を遂行している」と答えたり、サッカーチームを表彰したりする動画を地元テレビなどがSNSに投稿した。
ウクライナメディアは、動画の撮影日が不明な上、表彰の行事は「ずっと前のことだ」と主張している。ただ、ウクライナ特殊作戦軍は26日、SNSで司令官死亡について「精査中だ」とし、主張を後退させた。遺体の損傷が激しく、多くが身元の確認が困難なためだと説明している。
&Buzzとしては、ウクライナ軍とロシア軍の情報戦が続いている状況に注目です。双方が動画を公開して自己主張しているものの、撮影日時が不明など謎が残っています。司令官の生死に関する情報はまだ定かではありませんが、ウクライナ特殊作戦軍は司令官死亡についての主張を後退させ、遺体の損傷が確認の難しさを理由にしています。
&Buzzとしては、この情報戦がいつまで続くのか見守っていきたいと思います。真実が明らかになることを願いつつ、両国の状況がさらに悪化しないことを願っています。
この &Buzzニュースは、Yomiuri.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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