【木星の10倍ほどの質量を持つ巨大な系外惑星「2MASS 1155-7919 b」の発見】
宇宙へのポータルサイト、soraeが2020年2月12日の記事内で紹介した「2MASS 1155-7919 b」という系外惑星についてご紹介します。
2MASS 1155-7919 bは、木星の10倍ほどの質量を持つ巨大な系外惑星です。南天の「カメレオン座」の方向に位置し、赤色矮星「2MASS 1155-7919」の周囲を公転しています。この赤色矮星は若い星のグループに属しており、2MASS 1155-7919 bも誕生から長くても500万年ほどしか経っていないと考えられています。
注目すべきは、2MASS 1155-7919 bの軌道です。この惑星は主星から約600天文単位も離れたところを周回しているとみられています。このように主星から大きく離れたところを周回する系外惑星は他にも存在していますが、その形成過程や現在の軌道についてはまだ議論がされています。
感想:
&Buzzとしては、2MASS 1155-7919 bの発見は非常に興味深いものです。木星の10倍もの質量を持つ巨大な系外惑星が、わずか数百万年しか経っていないとされる若い星の周囲を公転しているというのは驚くべき事実です。その軌道が主星から大きく離れた場所にあるということも、これまでの知識に挑戦するものであり、一層の研究が望まれます。2MASS 1155-7919 bの形成過程や軌道の形成メカニズムについての今後の研究を見守り、支援していきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Sorae.infoのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。