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広島県福山市の地元地図を手に沖野上町を歩くと、ふと不思議に思う場所があった。旧福山市体育館の住所は草戸町なのに、屋外にあるトイレと周辺は沖野上町。
〜理由を地域の人に尋ねると、かつて両町を分けていた川や幻の神社の姿が見えてきた。
〜「店を開いたのは30年以上前。ずっとあの一角は草戸だと思っていた」。近くで美容室を営む川越沙智子さん(76)は驚く。地元でもあまり知られていない境界線のようだ。よく見るとトイレと体育館の間に小さな川があった。
〜「私も不思議だった。どうも昔の川を境にしたらしい」と沖野上双葉町内会の川上澄雄会長(77)。近くのユニバーサル開発設計事務所の三谷干城代表(77)も「今は道路に覆われているが、当時は大きな農業用水だった」と教えてくれた。
〜1961年の地図を見ると、淀川という川が一帯を南北に流れている。今の地図と照らし合わせると、ちょうど町境が淀川。トイレは沖野上町側にあった。
〜川にはトイレと体育館側をつなぐ石橋が架かっており、そばに市が設置した案内板には「空襲の傷痕が残る福山護国神社跡」「名残を伝えるものは、参道にかかっていた『神橋』のみ」とある。
〜この地で建設が進められていた本殿は45年8月8日の福山空襲で完成間近に焼失。焼け残った鳥居は現在の備後護国神社(丸之内)に移設されたという。不思議な町境を調べ歩くと今はない神社の面影に触れることができた。
[&Buzz]は、この記事を通じて地域の歴史や文化に触れることができて面白かったです。淀川がかつての町境として機能していたことや、福山空襲によって神社が焼失したことが分かりました。地域の方々の貴重な情報を聞くことができ、これからも地域のイベントや歴史に関する情報を探し続けたいと感じました。地域の魅力を発信し、地域コミュニティの活性化に貢献していきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Chugoku-np.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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