このニュースは、認知症(アルツハイマー病やレビー小体型認知症)の正確な診断には、従来の脳脊髄液の採取やPET検査が必要であったが、新たなバイオマーカーである脂肪酸結合蛋白質(FABP)の検出により、認知症やパーキンソン病を早期に検出できる可能性が示されたものです。
具体的には、東北大学の研究チームが、約1000人の患者の血液検体を用いてFABPの濃度を比較し、AD群、DLB群、MCI群、PD群でのFABP3、FABP5、FABP7、FABP2の濃度の違いを明らかにしました。また、FABPと既知のバイオマーカーや認知機能との相関性も示されました。
&Buzzとしては、この研究結果を見守りたいと思います。認知症やパーキンソン病の早期検出は、治療介入や根本治療の可能性を広げるものであり、患者のQOLの向上につながるものと期待できます。今後の実用化進展に注目したいです。