富田林市、河南町、太子町、千早赤阪村の路線バス事業廃止を受け、4市町村は近鉄バスと南海バスに運行を引き継ぐよう要請しました。金剛自動車の白江社長も記者会見で、経緯を説明し、4市町村と協力して路線維持に努めると表明しました。
4市町村は金剛自動車以外の事業者2社に運行協力を要請しました。近鉄バスと南海バスは要請を受けたことを明らかにしました。2社は今後、国や府の法定協議会で路線を引き継ぐか検討する予定です。協力の方針が固まれば、4市町村と運行形態や路線の割り振りなどを協議するとしています。
金剛自動車は利用者の減少や運転手の確保の困難さなどを理由に廃止を決めました。乗客数は2009年度から減少し、コロナ禍で赤字が常態化。補助金要望や補助金交付の打診もありましたが、設備投資も考慮し手遅れと判断し、廃業を決めました。白江社長は利用者の混乱を避けるため、要請先の会社と協力していく考えを示しています。
&Buzzとしては、4市町村の要請が2社に受け入れられ、協力関係が築かれることは好ましいと考えます。地域の交通インフラの維持は、地域住民の生活にとって重要です。近鉄バスや南海バスが引き継ぐことで、地域住民が困ることなく通勤や通学ができるよう願っています。また、金剛自動車の経営状況が悪化した背景には、利用者の減少やコロナ禍の影響があることを考慮し、地域の経済状況や交通需要の変化に柔軟に対応する必要があると感じます。今後は、地域のニーズに合った効果的な交通サービスの提供が求められると思います。
この &Buzzニュースは、Yomiuri.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。