20年間の変化を捉えたタイムラプス
りゅうこつ座イータ星は、1838年の「大爆発」で知られる恒星です。最新のチャンドラX線観測衛星のデータを用いて20年間にわたる変化を捉えたタイムラプスが作成されました。この星は、地球から7500光年も離れた位置にあります。星の中心にある青い光は2つの星で、高エネルギーのX線を放出しています。周囲のオレンジ色の部分も星を囲むリング状の構造で、星雲の一部です。
大爆発の一部として形成されたガス雲
りゅうこつ座イータ星の大爆発では、太陽の10~45倍の質量が放出され、それによって人形星雲と呼ばれる球状のガス雲が形成されました。研究チームは、このタイムラプスから大爆発以前にもX線シェルが存在していた可能性を示唆しています。また、大爆発自体が恒星の合体によって引き起こされた可能性もあります。
解明される可能性がある未来
このタイムラプスでは、1843年の大爆発の原因は明らかになっていませんが、今後の観測によって解き明かされる可能性があります。研究者たちは、リング状の構造や人形星雲との関連性を更に探求していく予定です。
&Buzzとしては
&Buzzとしては、りゅうこつ座イータ星の20年間の変化が捉えられたタイムラプスは、宇宙の謎に迫る貴重なデータです。大爆発の研究によって、恒星の進化や合体に関する新たな知見が得られる可能性があります。私たちは、今後の観測結果に注目し、この星系の謎解きを見守っていきたいと考えています。
この &Buzzニュースは、Gizmodo.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。