【&Buzzの口コミニュース】医師がスマホのアプリを“処方”「治療支援アプリ」利用広がる | NHK | 医療・健康

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2023年9月30日 20時33分

医療・健康

医師がスマートフォンのアプリを「処方」して、患者の治療につなげる「治療支援アプリ」の利用が広がり始めています。国の承認を受けた高血圧症の「治療支援アプリ」を開発した会社は、実際に利用した患者での効果を分析したデータを公開し、幅広い年代で血圧を下げる効果が示されたとしています。

東京の医療機器メーカーは高血圧の症状がある患者に生活習慣の改善を促す「治療支援アプリ」を開発し、治験を経たあと、去年4月に国の承認を受けて現在、全国の1000を超える医療機関で導入されています。会社はことし4月までにアプリを処方された人のうち22歳から87歳の患者およそ550人を対象に、血圧がどの程度改善したのか分析したデータを公開しました。それによりますと、使い始めてから12週後の最高血圧は、アプリを使い始めたときと比べ、起床時で8.8、就寝前に8.5下がったことが確認され、幅広い年代で血圧を下げる効果が示されたとしています。このうち、アプリを使い始めたときに薬を服用していた患者は、起床時で7.5、就寝前で7.2下がった一方で、薬を服用していなかった患者は、起床時で10.5、就寝前で10.8下がったことから、薬を使う前に生活習慣を改善することでさらに血圧を下げる効果が期待できるとしています。

アプリを開発した「CureApp」の佐竹晃太社長は「治験でも実際の患者さんのデータでも、同じように血圧を下げる効果が出ていることは、条件は異なるものの、価値のある結果と考えている」と話していました。

この「治療支援アプリ」は、高血圧症の患者が毎日、朝と夜に測った血圧のデータを入力したうえで、キャラクターと対話をしながら、高血圧に関する知識を学んだり、減塩や運動といった行動を習慣づけたりするための支援を受けることができます。開発にあたってはおよそ400人の患者を対象に半年間にわたる治験が行われ、このアプリを使ったグループは、医師の指導だけだったグループと比べて、血圧を下げる効果が大きかったことなどから、去年4月、医療機器として国の承認を得ました。そして、去年9月には公的医療保険の対象になり、医師に処方された患者は半年間のプログラムで1か月あたり2500円程度の負担で利用できるようになっています。

&Buzzとしては、このような「治療支援アプリ」の普及と成果に大いに期待しています。先進的な技術を用いた医療の進歩は、患者の生活の質の向上に貢献するだけでなく、医療費の削減にもつながる可能性があります。さらなるデータと研究の進展を見守っていきたいですし、必要な改善と発展のためのサポートも行っていきたいと考えています。

スマートフォンなどのデジタル技術を活用して、病気の治療や予防につなげようとする「治療支援アプリ」は世界でも利用が広がっています。アメリカやドイツなどの国々で既に多くのアプリが承認されており、市場規模も急速に成長していると予測されています。日本でもすでに3つの「治療支援アプリ」が承認され、そのうち2つは公的保険の対象となっています。今後さらに多くの病気や症状に対応したアプリの開発が期待されており、成長産業として注目されています。これからも新たな技術の普及と研究の進展に向けて、&Buzzは積極的に応援していきます。

【感想】

新たな医療の進歩として、スマートフォンのアプリを活用した「治療支援アプリ」の普及と成果に大いに期待しています。先進的な技術を用いた医療の進歩は、患者の生活の質の向上に貢献するだけでなく、医療費の削減にもつながる可能性があります。治療支援アプリは今後もさらに多くの病気や症状に対応したアプリの開発が期待されており、成長産業として注目されています。

この新たな治療方法の普及と成果を見守り、必要な改善や発展のためにも、&Buzzは積極的にサポートしていきたいと考えています。

この &Buzzニュースは、Nhk.or.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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