【&Buzzの口コミニュース】医学研究:MDMAを用いたPTSD治療が、多様な患者群に有効なことが判明 | Nature Medicine | Nature Portfolio

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(+/-)-3,4-Methylenedioxymethamphetamine (MDMA)を使用した治療が、中程度から重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を持つ民族的・人種的に多様な被験者の症状と機能障害を軽減することが明らかになりました。この第3相臨床試験の論文が、Nature Medicineに掲載されます。今回の研究では、従来の試験に含まれることの少ない人々を対象にした結果が得られ、前回の第3相臨床試験で示されたMDMAの治療効果と安全性の結果が裏付けられました。

Jennifer Mitchellらの前回の試験では、MDMAを使用した治療が高い忍容性を持ち、重度のPTSD患者において症状の軽減と機能障害の改善が可能であることが示されました。しかし、これらの結果が中程度のPTSD患者やリスクの高い人々にも適用できるかは明確ではありませんでした。心的外傷の経験には個人差があり、民族的・人種的マイノリティーや性別多様な人々、トランスジェンダー、ファースト・レスポンダー(消防隊員、警察官など)、軍人、退役軍人、長期的な性的虐待の被害者などは特に高いPTSDの発症リスクを抱えています。

今回、Jennifer Mitchellらは中程度から重度のPTSDを持つ104人の被験者を対象に、MDMAとプラセボを使用した治療の効果と安全性を評価するランダム化第3相臨床試験を行いました。被験者は民族的・人種的に多様であり、34%が白人以外の人種であり、27%がヒスパニックまたはラテン系でした。Mitchellらは、MDMAを使用した治療により、プラセボに比べてPTSDの症状が軽減されたと結論しています。研究終了時までに、MDMA治療群では71.2%の被験者がPTSDの診断基準を満たさなくなりましたが、プラセボ治療群では47.6%でした。また、MDMA治療は高い忍容性を持ち、死亡や重篤な副作用は発生しませんでした。

結論として、これらの知見によって前回の臨床試験の結果が裏付けられ、MDMAを使用した治療が幅広いPTSD患者に対して有効である可能性が示唆されました。

感想:
&Buzzとしては、この研究結果は非常に興味深く、将来の治療法の展開に期待が持てるものと考えられます。特に、民族的・人種的に多様な被験者を対象にした知見は貴重であり、より多くの人々に適用できる可能性が示されました。また、PTSDは社会的な問題でもあり、被験者のより幅広い範囲での治療効果が確認されたことは大きな意義があります。今後の研究や臨床試験の進展を見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Natureasia.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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