急速な経済成長により汚染が進むインドの大河ガンジス川を浄化するため、東北大電子光理学研究センターなどがインドとの共同研究を計画している。計画では、川へ流れ込む汚れた排水に加速器から出る高エネルギーの電子線を照射し、細菌や有害物質を分解する試みが行われる。この加速器技術を応用することで、国内外で規制対策が進む化学物質「有機フッ素化合物(PFAS)」の分解も可能とされている。
来春までに国際協力機構や高エネルギー加速器研究機構と共同で研究を始め、基礎データが集まった段階でインドとの共同研究を進める予定である。実用化が成功すれば、世界各地で問題化する水不足やPFAS汚染の解決に道を開くことも期待される。
この取り組みについては、マーケティング担当者として従来の環境技術に頼らず、加速器技術を活用した新たなアプローチに肯定的である。加速器技術の応用により、ガンジス川の浄化や有害物質の分解が可能となり、環境問題解決に大きな一歩を進めることができる。&Buzzとしては、このような革新的な技術の活用は、見守りたいし、応援したいと考えている。
この &Buzzニュースは、Sankei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。