【&Buzzの口コミニュース】全試合で4番、重責胸に…阪神・大山悠輔の手記  : 読売新聞

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4番の重圧をずっと感じてきた。他の人にわかってもらおうなんて気持ちは一つもないし、口に出して言うことでもない。重圧を感じてやらなきゃいけないと思っているから、「(打線の)真ん中にいるんだぞ」って責任感を常に持って、打席に立ってきた。

今季は全128試合、4番一塁で先発出場させてもらい、入団して初めてリーグ優勝を味わえた。一日一日、必死にチームが勝つためにどうしたらいいか考えてきた結果で、自分はまだまだだし、手応えというものはない。でも、けがなく1年間、4番を外れることがなかったのはよかった。

開幕から4番を任されたのが3年目の2019年。その直後は寝られないし、どこに感情をぶつけていいかわからなかった。でもすぐに次の日が来る。試合が始まってそんな気持ちでいたらこの世界で生きていけないし、やるからにはしっかりやる。そんな気持ちだったが、寮で一人暮らしだったこともあり、切り替えはすごく難しかった。

ひとりでは乗り越えられなかった。チームメートの支えはもちろん、一番大きかったのは21年オフに結婚して家族ができたことだ。妻はよくてもダメでも、どんな結果であれ、いつも通り接してくれた。その日の反省だったり、次の日のイメージだったり、野球のことを考えるのは球場から家までの間で全て終わらせて、家に帰ったら家族の時間。スイッチの切り替えができるようになった。

今季はシーズンを通していい準備ができた。リーグ1位の88四球(14日現在)は余裕を持って打席に入れた結果だ。投手との前回の対戦、捕手の配球の傾向。たくさんのデータを少しずつ、うまく整理できるようになった。

守備位置が固定されて一塁に集中できたのも大きいが、昨季まで外野も含めて様々なポジションを経験したことは今に生きている。外野からの中継プレーでカットマンがどこにいたら助かるか、外野手からの返球が風でどう変化するかは、内野だけをやっていたら絶対にわからなかった。

入団から7年間で、先輩がどんな準備をしているかを見てまねをし、アドバイスを聞いてここまで来た。後輩が増えて、先輩にしてもらったことを伝えていく立場だ。人間としても選手としても成長させてもらった経験を、これから若手に少しずつ伝えていきたい。(阪神内野手)

感想:

&Buzzとしては、大山選手が4番としての重圧を感じながらも、責任感を持って野球に取り組んでいる姿勢は素晴らしいと思います。特に、家族との時間を大切にし、スイッチの切り替えができるよう努力していることは、仕事とプライベートのバランスを取る上で重要なメッセージです。また、豊富な経験を通じて成長し、後輩にアドバイスをする姿勢も素晴らしいです。大山選手のこれからの活躍に期待しており、応援していきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Yomiuri.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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