【&Buzzの口コミニュース】仕事を辞めたほうが健康になれる? 心臓病のリスクが低下:話題の論文 拾い読み!:日経Gooday(グッデイ)

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話題の論文 拾い読み!
2023/9/26 大西淳子=医学ジャーナリスト

50歳以降で仕事を辞めている人は、働き続けている人よりも心筋梗塞などの心疾患を発症するリスクが低いことが、世界35カ国の10万人余りのデータを分析した研究(*1)で示されました。

多くの国で年金受給開始年齢が引き上げられており、多くの労働者はリタイアを遅らせることにより、これに対処しています。健康を維持するためには、高齢になっても仕事を続けたほうがよいのでしょうか。それとも、リタイアしたほうがよいのでしょうか。

この問いについては既にいくつかの研究が行われてきましたが、一貫した結果は示されていませんでした。その背景には、リタイアした人の中には健康を害して仕事を辞めた人が存在する一方で、仕事を続けている人は一般に健康状態が良好である可能性や、仕事のストレスが心血管疾患のリスクを上昇させる可能性、リタイアにより余暇時間が増えて運動時間が増える可能性などがあると考えられます。また、国ごとに、あるいは人種によってリタイア後の生活様式が異なる可能性もあります。

今回、京都大学の佐藤豪竜氏らは、こうした可能性を考慮に入れながら、就労の有無が心血管疾患とその危険因子(高血圧、肥満など)に及ぼす影響を検討することにしました。

米国、メキシコ、コスタリカ、中国、韓国、日本と欧州諸国、合わせて35カ国で行われた調査データから、50歳から70歳の10万6927人の情報を得ました。54.7%が仕事を継続しており、45.3%がリタイアしていました。それらの人々を平均6.7年追跡し、心血管疾患(心筋梗塞などの心疾患と脳卒中)の発症の有無と、心血管疾患の危険因子を持っているかどうかを調べました。

対象者の平均年齢は、仕事をしている人たちが57.9歳、リタイアした人たちが64.2歳でした。危険因子として、高血圧、糖尿病、肥満(BMI〔体格指数〕が30以上)、運動不足(中強度または高強度の運動の実施頻度が週に1回未満)、喫煙(現在喫煙中)、大量飲酒の6つを検討しました。研究者たちは、不健康な生活習慣(運動不足、喫煙、大量飲酒)が改善されれば、高血圧、糖尿病、肥満が予防され、心疾患と脳卒中の発生は回避されると仮定しました。

年齢、配偶者の有無、居住国、調査年などで調整するだけでなく、操作変数法などを用いて、測定できていないさまざまな要因の影響を排除し、仕事を続けていた人とリタイアした人を比較しました。

感想:
&Buzzとしては、人々が健康に過ごせるように見守っていきたいと感じます。仕事を続けることによるストレスや健康への影響は個人によって異なるため、一概にどちらがよいと断言することはできません。しかし、生活習慣の改善が心疾患の予防につながることは明らかです。したがって、仕事を続ける場合でも、自身の健康に配慮しながら適切な生活習慣を維持することが重要です。また、リタイアした場合には余暇時間を有効活用し、適度な運動を心がけることも大切です。最終的には個々人の意思や環境に合った選択をすることが肝要です。

この &Buzzニュースは、Nikkei.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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