【山下真由子准教授が数学で国際賞を受賞】
2023年9月18日、京都大学大学院理学研究科の山下真由子准教授(27)は2024年のブレイクスルー賞で優れた若手女性数学者に贈られる「マリアム・ミルザハニ・ニューフロンティア賞」に選ばれました。これは、京都大学数理解析研究所の望月拓郎教授が2021年に受賞して以来の、京都大学における数学の受賞となります。
山下准教授は、高校時代に国際数学オリンピックで銀メダルを獲得し、東京大学に進学しました。そして、3年生で東京大学大学院に飛び級入学し、博士課程を5カ月で中途退学し、京都大学数理解析研究所の助教に就任しました。
山下准教授の研究は、位相幾何学の重要理論である代数トポロジーを通じてモノの形に潜む性質を探求し、数学と物理学の橋渡しを目指すものです。その研究が注目を集め、世界各国で開催される国際会議への招待も増えています。
【ブレイクスルー賞とは?】
ブレイクスルー賞は、セルゲイ・ブリン氏やマーク・ザッカーバーグ氏、ユーリ・ミルナー氏、ジャック・マー氏などが設立した国際的な学術賞です。この賞は、イラン人数学者で初めてフィールズ賞を受賞したマリアム・ミルザハニにちなんで名付けられました。そして、山下准教授はこの「マリアム・ミルザハニ・ニューフロンティア賞」の受賞者の一人となります。
&Buzzとしては、山下准教授の受賞を心からお祝い申し上げます。若手女性数学者としての活躍や世界的な注目を受ける研究を続ける姿勢は、以下の「自重自敬」の精神に基づき自由な学風を育み、創造的な学問の世界を切り開くという京都大学の理念とも一致しています。山下准教授のさらなる活躍に期待し、見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Univ-journal.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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