中国恒大集団の危機が深刻化し、新たな不確実性が加わりました。同社本土部門がオンショア債の元利支払いを履行できなかったため、オフショア債権者との再建計画が揺らいでいます。
恒大地産集団は、元本40億元(約810億円)と利子の支払いを25日に履行できなかったと公表しました。3月には元建て債(表面利率5.8%)の利払いも履行できず、債権者との交渉を行っていたことを明らかにしています。恒大は債務再編計画によって債券を新しい証券と交換する予定でしたが、新規債券発行の資格を満たせず、計画は宙に浮きました。この結果、中国恒大の株価は25日に一時25%急落しました。
さらに、恒大の最高経営責任者(CEO)と最高財務責任者(CFO)が中国当局に拘束されたと報道されています。恒大は世界の不動産会社の中でも最大級の巨額債務と格闘しており、オフショア債務再編の青写真を確定する必要がありますが、時間は限られています。10月30日には香港の裁判所で会社清算の申し立てに関する審問が行われます。
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