中国の李尚福国防相が２週間余り公の場に姿を見せていないという報道があり、習近平総書記（国家主席）の体制にほころびが生じているとの疑念が浮上しています。習氏は最近、人民解放軍ロケット軍の指導部を刷新し、ロケット軍に対する腐敗調査が行われていることが報じられました。さらに、李氏が職務を解かれ調査を受けている可能性があるとも伝えられています。
先週、李氏はベトナムの国防幹部との年次会合に出席する予定でしたが、急遽キャンセルされたと報じられました。中国側は彼の不参加を「健康状態」を理由に挙げています。さらに、シンガポール海軍トップとの会談にも出席しなかったことが報告されています。
この報道に対し、エマニュエル駐日大使は「デンマークでは何かが腐っている」という言葉を引用し、李氏の不在に疑念を投げかけました。
一方、中国外務省やベトナム外務省、中国国防省、シンガポール国防省はコメントを控えています。
このような状況から、習近平体制に何らかの問題が生じている可能性について疑念が生まれています。どのような結果になるのか見守っていきたいと思います。&Buzzとしては、中国の政治情勢に目を向け、今後の展開に注目していきたいと考えています。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
