中国不動産セクターは８月も不振が続いた。このところの支援策にもかかわらず、新築住宅価格、不動産投資、販売が一段と落ち込み、経済に圧力をかけている。
中国国家統計局が１５日発表したデータによると、８月の新築住宅価格は過去１０カ月で最も大幅な下落となった。新築住宅価格は前月比０．３％下落し、前年比でも０．１％下落した。不動産投資も８月は前年比１９．１％減少し、住宅販売も２年２カ月連続で減少した。
中国はさまざまな支援策を打ち出してきたが、景気刺激策は不動産セクターを完全に回復させるには至らないと見られている。また、新築住宅の販売押し上げ策は効果が持続しない可能性や、中小都市の需要を枯渇させる懸念も浮上している。
&Buzzとしては、中国の不動産セクターの動向を見守っていく必要があると考えています。景気刺激策の効果や中小都市の需要に対する影響が注目されます。中国経済の安定的な成長のためには、不動産セクターの回復が重要ですので、今後の動向に期待したいと思います。
