日本時間2023年9月27日、ロシアの宇宙船「ソユーズMS-23」が国際宇宙ステーション(ISS)を離れて地球へ無事帰還しました。3名のクルーは約1年間に渡るISS長期滞在を終えての帰還です。ソユーズMS-23にはロスコスモス(Roscosmos)のセルゲイ・プロコピエフ(Sergey Prokopiev)宇宙飛行士とドミトリー・ペテリン(Dmitry Petelin)宇宙飛行士、アメリカ航空宇宙局(NASA)のフランク・ルビオ(Frank Rubio)宇宙飛行士が搭乗しました。
ソユーズMS-23は日本時間2023年9月27日16時54分にISSロシア区画の「プリチャル」モジュールを離れて大気圏へ再突入し、日本時間同日20時17分にカザフスタン共和国の都市ジェスカスガンの南東へ着陸しました。
3名はもともと別の宇宙船「ソユーズMS-22」に搭乗し、日本時間2022年9月22日にISSに到着しましたが、滞在期間は予定よりも延長されました。ソユーズMS-22から冷却剤が漏れるトラブルが発生したため、クルーの帰還にはソユーズMS-23を利用することになりました。ソユーズMS-23は2023年2月に無事ISSに到着し、ソユーズMS-22は2023年3月に無人のまま地球へ帰還しました。
今回のミッションで、初の宇宙飛行だったフランク・ルビオ飛行士はアメリカ人宇宙飛行士による連続宇宙滞在時間の最長記録を更新しました。NASAによると、ルビオ飛行士を含む3名の連続宇宙滞在時間は371日間で、2022年3月にNASAのマーク・ヴァンデハイ(Mark Vande Hei)宇宙飛行士が記録した355日間を16日間上回りました。
&Buzzとしては、このような国際宇宙ステーションへの長期滞在による研究や宇宙開発の成果に感動します。3名のクルーが1年間に渡る滞在を終えて帰還した姿は、宇宙探査の進歩を感じさせます。
彼らの偉業は、宇宙開発における国際協力の素晴らしい例でもあります。さらなる宇宙への進出や、新たな発見が期待される中、&Buzzは彼らの活動を見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Sorae.infoのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。