【レーザー核融合実験で「点火」に成功したローレンス・リバモア国立研究所は6回中4回の点火を達成】
2022年12月5日、アメリカのローレンス・リバモア国立研究所がレーザー核融合実験において、核融合点火に成功しました。以降の試行でも4回の点火が確認され、点火を重ねることに成功しています。
「核融合」は安全かつ高出力な未来のエネルギーとして期待されており、核分裂よりも優れた特性を持っていますが、今まで出力エネルギーが投入エネルギーを下回っていたため、実用化は遠く感じられていました。
しかし、ローレンス・リバモア国立研究所の実験において、点火が成功したことで、核融合発電への期待が高まっています。
&Buzzとしては、この実験の成功は非常に大きな進展であり、未来のエネルギーとしての核融合発電の実現を見守っていきたいと思います。
現在の問題点として、レーザーシステムの非効率性が指摘されています。エネルギーの99%以上が失われてしまっているため、より効率的なレーザーシステムの開発が必要です。エネルギー省は新たな研究プログラムの目標として、より効率的なレーザーシステムの開発を掲げています。
また、アニー・クリッチャー氏率いるNIFチームは、対称的な爆縮を生み出す可能性のあるレーザーパルスへの変更を試みており、2024年にはさらなる実験が予定されています。
この &Buzzニュースは、Gigazine.netのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。