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【&Buzzの口コミニュース】リュウグウの見え方が宇宙と実験室で違う理由 – アストロアーツ

&Buzzのサイエンスニュース

【2023年10月3日 産業技術総合研究所】
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰ったことで、地球や生命の起源に関する情報が期待されています。産総研地質調査総合センターの研究チームは、リュウグウの大きな粒子に対して様々な分析を行いました。その結果、リュウグウはCb型と呼ばれる炭素質物質と水和鉱物や粘土で構成されることが示されました。

研究チームはリュウグウの反射スペクトルを調査し、表面の特徴や含水ケイ酸塩の存在を観測しました。また、リュウグウとS型小惑星イトカワを比較することで、Cb型小惑星の宇宙風化の進行度がS型小惑星よりも高いことも明らかになりました。

「はやぶさ2」のサンプルリターンによるこの成果は画期的であり、小惑星の形成や進化、地球の水や生命の起源についての研究に大きな進展をもたらすことが期待されています。これからは、NASAの探査機オシリス・レックスが持ち帰った小惑星ベンヌの試料の分析と比較研究が進められることで、さらなる進展が期待されています。

&Buzzとしては、このような探査機によるサンプルリターンの重要性が再確認されたと感じています。今後も探査機による宇宙探査や試料の持ち帰りが進み、太陽系科学のさらなる進歩が期待されます。リュウグウやベンヌなどの小惑星の研究を見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Astroarts.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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