【欧州・海外サッカーニュース】ドイツ代表FWトーマス・ミュラーは日本戦後、チームの現状を語った。
ドイツ代表FWトーマス・ミュラーは1-4で敗れた日本戦後、「ドイツ代表チームは現在、みんなが考えるほどのクオリティを体現するようなチームではない」と話している。
9日の国際親善試合で日本とカタール・ワールドカップ以来となる再戦に臨んだドイツ。ニクラス・フュルクルーグの負傷離脱を受け追加招集となったミュラーは1-2の状況の71分からプレー。しかし、ドイツは終盤にさらに2ゴール奪われ、日本に1-4の惨敗を喫した。
ミュラーは、「当然、自分もチームもこうなるとは想像していなかった」と切り出し、「似たようなストーリーが度々見られたと思う。一生懸命で、勝ちたい気持ちも感じ取られるが、相手に割と簡単にプレーさせる場面も見られた」と分析した。
「相手は最初のいくつかの攻撃ですぐにゴールを奪う。僕たちは取り返すが、すぐにまた仕打ちを受ける。いつもその調子で続くんだ。プレー自体についてはここで話してもしょうがない。まず、(結果を)受け止め、消化しなければいけない。火曜日にも試合があるので、今は全体のことを考えすぎるべきではないだろう」と述べた。
ミュラーは、プレー自体について言及し、特に前半のプレーは悪くなかったと述べたが、結果的には不十分だったと振り返った。「試合全体にわたって僕たちの弱点が明らかになっていた」とも認めた。
さらに、「チームとして非常に簡単に失点を許す一方で、前方ではそのように簡単に得点を奪えないというところだ。点を取っても、プレーできれいに崩してしからしかゴールを決められない。相手はよりダイレクトなプレーをすることが多く、シンプルなプレーに特化したプロファイルを持つ選手も多いかもしれない。ただ、日本にはサイドにはドリブラーがいることも言わなければいけないし、各々のチーム内の役割に関してもより忠実だった」と述べ、ドイツチームの課題を指摘した。
ミュラーは最後にチームスピリットに関しての問題を否定するも厳しい現状を指摘。「総合的なパフォーマンス上、ドイツ代表チームは現在、みんなが考えるほどのクオリティを体現するようなチームではないのだよ」と言い残した。
感想:
&Buzzとしては、ドイツ代表のチームが現在のパフォーマンスに悩んでいることを憂いています。ミュラー選手のコメントからも、チームが目標達成に向けて高い要求を抱えていることが分かりますが、現状ではそれに応えることができていないようです。日本代表の試合でのパフォーマンスも称えられており、現在のドイツ代表の位置づけと比較されています。&Buzzとしては、ドイツ代表がこの現状に謙虚に立ち向かい、チームの取り組み方を見直す必要があると考えています。チームスピリットとクオリティの向上を応援していきたいと思います。