マツダは、新型8Cロータリーエンジンを発電機とするシリーズ式プラグインハイブリッド「MX-30 Rotary-EV」の予約受注を開始しました。この車はすでに発売されているバッテリEVの「MX-30 EV MODEL」およびマイルドハイブリッドモデルの「MX-30」に加えて登場し、SUVとして生活スタイルに適したコンセプトで作られています。MX-30 Rotary-EVは、バッテリEV走行距離107kmに加えて、ロータリーエンジンによる発電によって長距離走行も可能です。
新型8Cロータリーエンジンは、水冷1ローターで排気量830cc、最高出力53kW/4500rpm、最大トルク112N・m/4500rpmの仕様になっており、マツダの従来のロータリーエンジンとは異なるディメンジョンを持っています。このエンジンは次世代RENESISのディメンジョンを採用し、燃焼室S/V比と機械抵抗燃費極小値から決定されました。
MX-30 Rotary-EVは、8Cロータリーエンジン、50Lの燃料タンク、17.8kWhのリチウムイオンバッテリ、最高出力125kW/最大トルク260N・mの電動モーターを搭載しており、ハイブリッド燃料消費率はWLTCモードで15.4km/L、EV走行換算距離は107kmになっています。走行モードは「ノーマルモード」「EVモード」「チャージモード」の3種類があり、車両運動制御技術の適用により、シームレスな車両挙動と安定した走りを実現しています。
MX-30 Rotary-EVの価格は、標準タイプのRotary-EVが423万5000円、内装などがおごられた特別グレードが478万5000円、さらに特別仕様車Edition Rが491万7000円です。
マツダは、「MX-30 Rotary-EV」を通じて、新型8Cロータリーエンジンを活用したシリーズ式プラグインハイブリッドの可能性を追求しており、この新しい車を見守っていきたいと思います。
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