マイクロプラスチックの健康への影響についての研究は、海洋生物では報告されていましたが、哺乳類に関する研究はほとんどありませんでした。しかし、最近の研究では、高齢マウスと若いマウスにマイクロプラスチック入りの水を飲ませた結果、マイクロプラスチックが脳を含むあらゆる器官に侵入し、特に高齢のマウスでは異常な行動が観察されました。これは、マイクロプラスチックがヒトの健康にも悪影響を及ぼす可能性があることを示唆しています。
マイクロプラスチックはプラスチックごみが劣化することで発生し、海流や大気によって環境に拡散されます。そのため、海洋汚染だけでなく陸地でも見つかっており、ヒトの体内からも発見されています。
国連ではプラスチック汚染防止のための条約づくりを進めており、2023年までに政府間交渉を終える予定です。また、G7サミットでもプラスチック汚染をゼロにすることが合意されました。
マイクロプラスチックの健康への影響については、まだ十分に分かっているわけではありません。しかし、これらの研究結果を受けて、マイクロプラスチックの影響についての認識を高め、対策を進めていく必要があります。&Buzzとしては、健康への悪影響が確認された研究結果は見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Newsweekjapan.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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