マイクロプラスチックの健康に対する影響についての研究が進んでいます。米ロードアイランド大の研究チームは、高齢マウスと若いマウスにマイクロプラスチックを混ぜた水を飲ませる実験を行いました。その結果、脳を含むあらゆる器官にマイクロプラスチックが侵入し、特に高齢のマウスでは奇妙な行動が観察されました。これは、マイクロプラスチックが健康に与える悪影響を示していると言えます。
マイクロプラスチックは海洋汚染の原因として注目されていますが、陸地でも広く存在しており、ヒトの体内からも発見されています。これを受けて国連では、プラスチック汚染防止のための条約作りを進めており、日本でもG7サミットでプラスチック汚染をゼロにすることが合意されました。
科学者たちはマイクロプラスチックの環境への影響や体内での挙動について積極的に研究を進めています。しかし、ヒトにおける影響に関してはまだ十分な報告はありません。今後の研究によって、私たちがマイクロプラスチックによる健康リスクからどのように守られるべきかが明確になることを期待しています。
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