ヘルスデーニュース フォロー
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチンの安全性と有効性は、モデルナ社製ワクチンでもファイザー社製ワクチンでも高いとされている。しかし、高齢者におけるワクチン接種後の有害事象の発生という点では、軍配はモデルナ社製ワクチンに上がるとする研究結果が報告された。米ブラウン大学公衆衛生大学院、老年学・ヘルスケア研究センターのDaniel Harris氏らが米国立老化研究所の資金提供を受けて実施した研究で、詳細は、「JAMA Network Open」に8月2日掲載された。
Harris氏は、「COVID-19にまつわる有害事象の発生リスクは、新型コロナウイルスに自然感染した場合の方が、mRNAワクチンを接種した場合よりもはるかに高い。しかし、世界人口の70%以上が何らかのCOVID-19ワクチンを接種した今となっては、ワクチンの供給についてさほど心配する必要はない」と説明する。そして、現時点で必要とされているのは、どのワクチンを接種するかを決める際の判断材料となる。
要約:新型コロナウイルスによる自然感染と比較して、モデルナ社製ワクチンの高齢者への接種後には有害事象が発生する可能性があることが研究結果から分かった。ただし、COVID-19ワクチンの普及率が高くなった現在では、ワクチン供給に大きな問題はないとされる。今後は、ワクチンの選択時に重要な判断材料として考慮されることが求められている。
感想:
&Buzzとしては、高齢者へのワクチン接種後の有害事象の発生リスクがモデルナ社製ワクチンで報告されたことは注目すべき情報であると考えます。しかし、COVID-19ワクチンの普及率が高まっている現在では、ワクチン供給についてはあまり心配する必要はないと専門家は説明しています。
この &Buzzニュースは、The MainichiのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
コメント