ソニーグループ傘下のソニーが、「Xperia(エクスペリア)」というスマートフォンの新機種を発売すると報道されました。この新機種には、特定のスキルがなくても簡単に動画を編集できるアプリが標準搭載されており、夜間の撮影に向いた新型の画像センサーも搭載されています。これにより、一日中スマホを楽しみたい若年層のニーズに応え、スマホ市場での攻勢につなげることが期待されています。また、商品名は「エクスペリア 5 Ⅴ」となり、学生や新社会人など若年層向けの機能が充実しています。特に注目すべき点は、音楽に合わせて簡単にオリジナルの動画を作ることができるアプリ「Video Creator」の標準搭載です。このアプリでは、スマホで撮影した動画から希望の動画の長さや音楽を指定すると、約1分で自動編集してくれます。これにより、特別な編集スキルがなくてもオリジナルの動画を作成し、友人や交流サイト(SNS)で公開することが容易になります。ソニーのモバイルコミュニケーションズ事業本部の池荘八氏は、「Z世代は動画リテラシーが高いように見えて全員がそうではない。初めて動画を編集する人でも優しいアプリを目指した」と語っています。
この新機種は、若年層向けに一日中スマホを使用することを考慮しており、電池の持続性も重視されています。電池容量は前機種と同じく5000ミリアンペア時でありながら、独自の省エネ設計により消費電力を約20%低減しました。そのため、ネットや動画の閲覧、ゲームなどでスマホを6時間使用した場合でも、半分以上の電池残量が確保できると言われています。また、新機種は6月に発売された旗艦モデル「1 Ⅴ」と同じく、ソニーセミコンダクタソリューションズが開発した新型センサー「Exmor T for mobile」を搭載しています。このセンサーは独自の構造により、光を効率的に受け取ることができるため、暗い場所での撮影でも人物の表情や風景をクリアに捉えることができます。
ソニーは、若年層のニーズに応え、競争の激しいスマホ市場で生き残りを目指しています。若年層は昼夜を問わずスマホを使用する傾向があり、総務省の調査によれば、午後11時台でも10代は33%、20代は46%がネット利用していたと報告されています。そのため、ソニーは若年層向けに優れた夜の撮影性能を提供することで、他社製スマホとの差別化を図っています。
&Buzzとしては、ソニーの新機種「エクスペリア 5 Ⅴ」の機能や特徴に注目しており、若年層を取り込むための進化を応援していきたいと考えています。特に、簡単に動画編集ができるアプリ「Video Creator」や省エネ設計による長時間の電池持ちなど、ユーザーが求めるニーズに合わせた機能に注目です。スマホ市場は競争が激しく、特に若年層は重要な顧客層です。ソニーが若年層のニーズに応える新機能を提供することで、市場での競争力を高めることができると期待しています。
この &Buzzニュースは、Nikkei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。