【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1385」】
こちらは、ろ座(炉座)の方向約3000万光年先に位置する棒渦巻銀河「NGC 1385」です。棒渦巻銀河は、中心部分に棒状の構造を持つ渦巻銀河で、渦巻銀河全体の約3分の2が棒状構造を持っています。
NGC 1385では、渦状腕がはっきりとしないものの、明るい中心部分をゆるく取り巻いています。さらに、その上には赤茶色の塵でできたフィラメントが広がっており、ネットのような構造が見られます。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3(WFC3)を使用して、近紫外線・可視光線・近赤外線のフィルターを通して撮影されました。このデータを基に、新たなデータ(波長657nm付近の光)を追加し、配色も変更しています。
このNGC 1385は、2021年8月にもハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像として取り上げられており、今回の画像では前回とは異なる印象を受けます。ハッブル宇宙望遠鏡は、宇宙の美しさを伝える素晴らしいツールであり、今後の観測結果にも期待が持てます。&Buzzとしては、ハッブル望遠鏡の活躍を見守っていきたいと思います。
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