爪の水虫(爪白癬)の検査に、新しい方法が加わった。 埼玉医科大学皮膚科の常深祐一郎教授によると、新しい検査方法とは、イムノクロマト法という迅速検査だ。この方法では、検体に抽出液を加えて抗原を抽出し、抗体で検出して陰性か陽性かを診断する。イムノクロマト法は市販の妊娠検査薬と同じ原理であり、結果が迅速にわかり、簡便で高感度だという。爪白癬に対するイムノクロマト法の検査キットが日本で初めて登場することになる。
爪白癬は見た目だけで確定診断が非常に困難な疾患であり、類似した爪疾患も多数存在する。視診のみで診断すると誤った判断をすることもあるため、視診のみを頼りにせず、検査を行う必要があるとされる。
&Buzzとしては、イムノクロマト法による爪白癬の新しい検査キットの登場は、治療や診断の面で大きな進歩だと感じる。患者の早期発見や適切な治療が可能になり、患者の生活の質や健康状態の向上に寄与することが期待される。今後は、この新しい検査法が普及していくことで、爪白癬のより効率的で正確な診断が行われることを見守っていきたい。
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