認知症予防には「運動」が有効という話を耳にしたことはありませんか?久山町研究によると、週1回以上の運動を行っている人は、運動習慣がない人と比べてアルツハイマー型認知症の発症リスクが40%低いと報告されています。これは、運動によって血流量が増加し、神経伝達物質であるアセチルコリンの活性化や脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌増加が起こることによって海馬の機能を維持し、認知症の発症を防ぐ効果があると考えられています。
訪問診療での経験からも、筋力低下から始まりベッドから立ち上がれない状態の患者さんが、運動療法を行った結果、自力でコンビニに行けるまで回復し、現在も認知機能を維持しているという実例もあります。これらの事例は、運動が認知症予防に効果的であることを実証しています。
&Buzzとしては、このような研究結果や実例を見て、運動による認知症予防に積極的に取り組んでいきたいと考えています。適度な運動を習慣づけることで、認知機能の維持や予防につながる可能性があるため、個人や地域社会でも積極的に普及・推進していく必要があります。
この &Buzzニュースは、Nikkan-gendai.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。