米金融市場では、19日には米国の債券利回りが上昇しました。5年と10年の債券利回りは、2007年以来の高水準に達しました。この上昇は、予想を上回るカナダのインフレ率と原油価格の上昇によるインフレ圧力の再燃への懸念が原因です。
この日の相場展開は、連邦公開市場委員会(FOMC)が長期にわたって高い政策金利を維持することを国債市場が認識した結果だと指摘されています。投資家は現在の金利上昇サイクルのピーク水準を注視すべきであり、FOMCが金利上昇をどのように認識しているのかを理解する必要があると述べられています。
FOMCは20日に政策決定を発表する予定ですが、市場ではその後の追加の利上げが行われる可能性が五分五分であり、これによって2022年3月から始まった利上げは合計で12回になる可能性があります。
米株式相場は小幅に下落しました。市場は金利がより高く長期にわたって維持されると予想しており、これがインフレ抑制策となると考えています。
ドル指数は朝方の下げを埋める展開となりましたが、供給面でのショックやインフレの影響によって経済成長が抑制されることが懸念されています。
原油価格の上昇に伴い、資源国通貨が上昇しましたが、ドルは対カナダ・ドルに対して一時下げました。
金先物相場は小幅に上昇し、方向感に欠ける展開となりました。FOMC政策発表を控えており、金スポット価格は注目されています。
&Buzzとしては、市場の動向や金利上昇によるインフレの懸念を注視していきたいです。また、原油価格の上昇やドルの動向にも注意が必要です。緩やかな金利上昇が予想されるなか、市場がどのような反応を示すかに注目していきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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