【&Buzzの口コミニュース】【動画あり】ノーベル賞 自然科学分野で2年ぶりの日本人受賞に注目 – 産経ニュース

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今年のノーベル賞が2日から順次、発表される。多数の日本人受賞者を生み出してきた自然科学分野で、2年ぶりの日本人受賞に期待がかかる。

生理学・医学賞では、生命活動に欠かせないタンパク質の品質管理を行う細胞内の仕組みを解明した京都大の森和俊教授(65)への期待が高い。ノーベル賞の登竜門とされる世界的な賞を軒並み受賞。がんやアルツハイマー病など神経変性疾患などの治療法への貢献も期待されている。

細胞同士を接着させる物質を見つけた理化学研究所の竹市雅俊名誉研究員(79)、免疫を抑制する細胞を発見した大阪大の坂口志文特任教授(72)も有望だ。睡眠に関わる物質を発見し、不眠症などの治療法開発を進めた筑波大の柳沢正史教授(63)らも注目される。

物理学賞は、日本人がこれまでに計12人受賞した有力な分野だ。候補者も多く、極めて高精度の原子時計である「光格子時計」を開発した東京大の香取秀俊教授(59)、光ファイバー通信網に使われる光信号の増幅器を開発した東北大の中沢正隆特別栄誉教授(71)、「ペロブスカイト」と呼ばれる構造の物質を使った次世代太陽電池を開発した桐蔭横浜大の宮坂力特任教授(70)らに期待がかかる。

化学賞は京都大の北川進特別教授(72)と東京大の藤田誠卓越教授(66)が有力。北川氏は微細な穴を持つ有機物の「多孔性材料」を開発。気体の吸着や分離を自在に行う技術を生み出した。藤田氏は有機化合物をつなげて微細な穴を作り、これを物質の構造解析に利用する手法を開発した。

日本人以外では、メッセンジャーRNA(mRNA)という遺伝物質を使った技術で新型コロナワクチン開発に道を開いた米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ特任教授(68)らが注目。生理学・医学賞、化学賞いずれかで受賞の可能性がある。

&Buzzとしては、日本人の受賞に大きな期待を寄せています。日本人受賞者が多数生み出してきた自然科学分野での2年ぶりの受賞に注目です。特に、京都大の森和俊教授の細胞内の仕組み解明や、理化学研究所の竹市雅俊名誉研究員と大阪大の坂口志文特任教授の成果が有望とされています。また、他分野でも日本人候補者が多数おり、次世代の太陽電池や化学材料の開発などへの期待も高まっています。さらに、カタリン・カリコ特任教授の新型コロナワクチン開発に対する注目もあります。今後の発表が楽しみであり、受賞者の活躍を見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Sankei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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