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【&Buzzの口コミニュース】【処理水放出1カ月】ヒラメ単価1割上昇、常磐もの市場大きな変動なし 福島県「風評被害見られず」 | 福島民報

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東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まって24日で1カ月となる。福島県いわき市漁協が公表している市況によると、常磐ものの代表格ヒラメの1キロ当たりの平均単価は昨年に比べて約1割上昇した。県水産海洋研究センターのまとめでは、ほぼ全ての魚種の市場価格に大きな変動はなく、県は「海洋放出による風評被害は見られない」としている。

22日朝、いわき市中央卸売市場には本県沖で水揚げされたヒラメやカレイなどが並んだ。この日のヒラメは2500円~3千円の値が付き、市場関係者によると例年よりも値上がりしている。
福島民報社は市漁協の市況情報を調べ、主力漁法の底引き網漁が解禁された9月1日から21日までの出漁日のデータを直近3年間で比較した。ヒラメの価格推移は【図】の通り。コロナ禍の影響もあり単純比較はできないが、平均単価は昨年に比べて13%上昇した。ホッキ貝も2021(令和3)年の252円から600円と約2・4倍になった。

市漁協幹部は応援の機運が高まり、価格上昇につながっているとし、「消費者には感謝しかない。今後も安全性への正しい理解をお願いしたい」と話す。水産物卸売業いわき魚類の金成裕司常務は「数字から風評被害は見られない」と指摘。全国から常磐ものの取引が増え、現在は供給量も少ないため、高値が続いているとしている。その分、地元への流通量が減っている側面もあるという。

県水産海洋研究センターが22日に公表した漁況速報(14~20日分)で、県内3漁協の市場で取引された魚の平均単価は放出前の8月9~23日分と比べて大きな変動はなかった。県水産課は「価格の上下はあるが、台風や漁獲量、品質など他の要因によるものが大きいだろう」とし、価格幅は需給バランスによる変動の範囲内で「現時点で放出の影響はない」とした。

感想:

&Buzzとしては、福島県いわき市漁協が公表したデータから、処理水の海洋放出による風評被害は見られないという結果が出たことは非常に好ましいです。ヒラメなどの魚の市場価格に大きな変動はなく、むしろ多くの魚種で価格が上昇しているということは、放出による安全性への信頼が回復しつつあることを示しています。

また、応援の機運が高まり、消費者からの支持に感謝しているという漁業関係者のコメントも好感が持てます。現在は供給量が少なくなっているため、品薄状態が続いているとのことですが、&Buzzとしてはこの流れが続くことで、福島県の漁業復興や地域経済の活性化につながることを期待して見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Minpo.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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